So That構文を完全攻略!目的と結果の見分け方や例文を徹底解説
高校英語の英文法において、多くの学習者が長文読解や英作文で壁にぶつかる代表格が「so that 構文」です。模試や大学入試の長文読解で「〜するために(目的)」と訳すべきか、「その結果〜(結果)」と訳すべきか迷い、文脈を見失ってしまった経験を持つ人は少なくありません。
一見すると同じ形に見えるこの構文ですが、「カンマの有無」「後ろに続く助動詞」「語順」という明確なシグナルさえ把握すれば、瞬時に正確な意味を見抜くことが可能です。本稿では、大学受験や資格試験で確実に得点源へ変えるための識別法と和訳の極意を、豊富な例文とともに分かりやすく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「目的(〜するために)」は助動詞(can/may/will)を伴い、「結果(とても〜なので… / その結果)」はカンマ付きや形容詞の挟み込みで見分けるのが鉄則。
- 要点2:「in order that」への書き換えや「such that」との品詞の違いを押さえることで、英作文や文法問題の正答率が飛躍的にアップする。
- 要点3:過去形の文では「時制の一致(could/might/would)」が必須となり、口語では「thatの省略」が頻発する点に注意が必要。
【決定的な違い】so that構文の「目的」と「結果」を見分ける3つの鉄則
so that構文で「目的」と「結果」を取り違えると、文章全体の論理展開が逆転してしまうリスクがあります。両者を正確に判別するための決定的なチェックポイントは、以下の3点に集約されます。
| 分類 | 基本構造 | 助動詞の有無 | 意味・和訳 |
|---|---|---|---|
| 目的(〜するために) | S + V so that S' + 助動詞 + V' | can / may / will などを伴う | S'が〜できるために、SはVする |
| 結果(その結果〜) | S + V, so that S' + V' | 原則として助動詞なし(普通の時制) | SはVした、そしてその結果S'はV'した |
| 程度・結果(とても〜なので…) | S + V so 形容詞/副詞 that S' + V' | 文脈に応じて様々 | とても〜なので…だ |
この表にある通り、「カンマの有無」と「that節内の助動詞」を確認するだけで、全体の約9割は瞬時に判別できます。長文読解で時間を浪費しないためにも、まずはこの基本パターンを頭に叩き込みましょう。
【目的を表すso that】助動詞のパターンとin order thatへの書き換え
目的を表す「〜するために、〜できるように」という用法では、that節の中に能力・可能性・意志を示す助動詞(can, may, will)が入るのが最大の特徴です。主節の動作が「何を目指して行われたのか」という意図を説明します。
以下の基本例文で構造を確認してみましょう。
【例文1】
He woke up early so that he could catch the first train.
(彼は始発列車に乗ることができるように、早起きした。)
主節が過去形「woke up」であるため、that節の中も「can」ではなく過去形の「could」に変化しています。この時制の一致は、大学受験の英作文や文法問題で極めて減点されやすいポイントです。
また、目的のso thatは、よりフォーマルな表現である「in order that」へそのまま書き換えることができます。
【書き換え例】
= He woke up early in order that he could catch the first train.
= He woke up early in order to catch the first train.(不定詞を用いた短縮形)
記述試験では、文字数指定や指示語に応じて節(that節)と句(不定詞)を自在に行き来できる柔軟性が求められます。
【結果を表すso that】カンマの有無と文脈から見抜く和訳のコツ
一方、結果を表す用法には「前からの流れで結果を述べるパターン」と「程度を強調するパターン」が存在します。特に前者は、thatの直前にカンマ(,)が置かれるケースが一般的です。
【例文2】
A heavy snowstorm hit the city, so that all flights were canceled.
(激しい吹雪が街を襲い、その結果すべての飛行機便が欠航となった。)
和訳のコツは、後ろから前に戻って訳すのではなく、「左から右へ」時間の流れる順序で訳し下げることです。目的の感覚で「すべての便が欠航になるために吹雪が襲った」と訳してしまうと、論理的に破綻してしまいます。
that節の中に助動詞が入らず、通常の過去形(were canceled)がそのまま使われている点にも着目してください。カンマが存在し、助動詞がない文を見かけたら、迷わず「その結果〜」と処理するのが鉄則です。
【混同注意】「so〜that…」「such〜that…」の構造的アプローチ
受験生が最もつまずきやすいのが、「so that」がくっついている形と、間に単語が挟まる「so 形容詞/副詞 that」、そして名詞を修飾する「such that構文」の識別です。
語順と品詞のルールを整理すると、違いは明快になります。
① so + 形容詞/副詞 + that 〜(とても…なので〜)
soは副詞であるため、直後には形容詞または副詞が来ます。
【例文】The movie was so moving that everyone cried.
(その映画はとても感動的だったため、誰もが泣いた。)
② such + (a/an) + 形容詞 + 名詞 + that 〜(とても…な名詞なので〜)
suchは形容詞の働きをするため、直後には必ず名詞(句)が配置されます。
【例文】It was such a moving movie that everyone cried.
(それはとても感動的な映画だったため、誰もが泣いた。)
「so」と「such」の選択問題はセンター試験時代から私大個別入試、共通テストに至るまで頻出です。「後ろに名詞が単独、あるいは形容詞+名詞の形で残っているか」を素早くチェックすることで、即座に正解を導き出せます。
【実戦演習】大学受験で頻出の例文と「時制の一致」における注意点
高校英語の英文法学習において、知識を定着させる最短ルートは良質な例文による反復です。入試頻出のパターンを分析しましょう。
【頻出問題パターン:否定を伴う目的】
She wrote down the password so that she would not forget it.
(彼女はパスワードを忘れないように書き留めた。)
※「〜しないように」という否定の目的は、that節内に「not」を入れるか、「lest S should V」などの特殊構文へ書き換える問題が難関大で出題されます。
【頻出問題パターン:主節が過去形の時制一致】
I lent him some money so that he might buy the textbook.
(彼がその教科書を買えるように、私はいくらかのお金を貸した。)
※mayの過去形であるmightが使われています。現代英語ではcouldやwouldが好まれますが、入試の文語文ではmightを用いた選択肢も依然として出題されます。
文頭から文末まで視野を広げ、「主節の動詞の時制」と「that節内の助動詞の形」が整合しているかを常に確認する習慣をつけましょう。
【口語・応用】日常会話で頻出するthatの省略とネイティブのニュアンス
実際の英会話や海外メディアのニュース記事、エッセイなどでは、so thatの「that」が省略されるケースが日常茶飯事です。
【例文】
Please speak louder so I can hear you.
(聞こえるように、もっと大きな声で話してください。)
この場合、接続詞「so」単体に見えますが、直後に「主語+助動詞(I can)」が続いているため、文脈上は「so that(目的)」のthatが省略されたものと判断できます。
一方、単に「だから〜」と結果を述べる接続詞のso(and soの意味)も存在するため、口語表現を読み解く際にも「助動詞の存在」が最大の識別キーとなります。
【so that 構文】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:so that構文で「that」が省略されるのはどのような場合ですか?
A1:主に口語(日常会話)やカジュアルな文章において、「目的」を表すso thatのthatは頻繁に省略されます。「so + 主語 + 助動詞」の形を見かけたら、目的のso (that)構文だと判断して差し支えありません。学術論文や公式文書などのフォーマルな場では省略せず明記するのが一般的です。
Q2:カンマがないのに「結果」を表すケースはありますか?
A2:稀に存在します。特に古い文学作品や文脈が極めて明瞭な場合、カンマなしで「結果」を表すことがあります。しかし現代の試験英語や一般的な英文では、「目的=カンマなし+助動詞」「結果=カンマあり(またはso〜thatの強調形)」という明確なルールで出題されることがほとんどです。
Q3:so that構文と「too 〜 to 構文」の書き換えで気を付ける点は?
A3:「so 形容詞 that S cannot V」は「too 形容詞 to V(あまりに〜なので…できない)」と相互に書き換え可能です。その際、主語の一致・不一致に伴う「for + 意味上の主語」の補足や、to不定詞の目的語の省略など、構造の変化による脱落ミスに注意してください。
まとめ:読解・英作文で迷わないための判断フロー
so that構文の攻略は、英文をパズルのように分解してシグナルを見つける作業です。長文でこの構文に出会ったら、まずは深呼吸をして「カンマの有無」→「形容詞・副詞の挟み込みの有無」→「that節内の助動詞」の順に視界を動かしてください。
この3ステップの識別ルーティンを確立するだけで、和訳の精度は格段に高まり、英作文での不自然なミスも防ぐことができます。基本例文を何度も音読し、構造のパターンを指先にまで染み込ませて実戦に備えましょう。 (出典: so that 構文(Yahoo!ニュース))