手書き退職届の書き方完全ガイド!縦書き見本と封筒マナー・NG例

目次
手書き退職届の書き方完全ガイド!縦書き見本と封筒マナー・NG例
手書き退職届の書き方完全ガイド!縦書き見本と封筒マナー・NG例
@ creator • Click to Play Video Inline
🎵 手書き退職届の書き方完全ガイド!縦書き見本と封筒マナー・NG例

会社を離れる決断を下した際、最後に交わす重要な公式文書が「退職届」です。デジタル化が進んだ職場環境であっても、誠意や区切りとしての礼儀を重んじて手書きでの提出を希望する方や、会社の就業規則で指定されているケースは少なくありません。しかし、手書きには用紙の選び方からペンの種類、縦書きのレイアウト、封筒の折り方に至るまで厳格なビジネスマナーが存在します。

書式や手順に不備があると、書類の再提出を求められたり、退職交渉が長引いて円満退職に水を差したりする原因にもなりかねません。本稿では、手書き退職届の正しい書き方や縦書き見本、封筒の扱い方から避けるべきNG例まで、手続きを円滑に進めるための実践的なノウハウを網羅して解説します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:退職届は一度受理されると原則撤回できない確定文書であり、退職願の合意後に提出するのが基本ルート。
  • 要点2:用紙は白無地の便箋(B5またはA4)、黒の油性ボールペンか万年筆を用い、決まった縦書きレイアウトで正確に清書する。
  • 要点3:白無地の二重封筒に正しい手順で三つ折りにした用紙を収め、直属の上司へ手渡しすることが円満退職への最短ルート。

【基本の確認】退職願と退職届の決定的な違いと提出タイミング

退職にまつわる書類を作成する前に、まず整理しておきたいのが「退職願」と「退職届」の法的な性質の違いです。混同されがちな2つの文書ですが、その役割と効力は大きく異なります。

「退職願」は、「退職させてほしい」と会社に対して労働契約の解約を打診・申告するための書類です。会社側が承諾の意思表示をするまでは、原則として撤回が可能です。一方、「退職届」は労働契約を一方的に終了させる意思を表明する確定書類であり、会社に受理された段階で特別な合意がない限り撤回はできません。

自己都合退職理由の場合、一般的な退職交渉の流れは以下のようになります。

① 直属の上司に口頭で退職の意向を相談(または退職願を提出)
② 退職日や業務引き継ぎのスケジュールを合意
③ 合意内容に基づき、正式な「退職届」を手書きで作成・提出

民法第627条では、期間の定めのない雇用契約の場合、退職の申し入れから2週間で労働契約が終了すると定められています。しかし、業務の引き継ぎや後任の配置を考慮すると、退職希望日の1〜2カ月前までに提出するのが社会人としてのマナーです。自社の就業規則に「退職届の提出期限」が明記されている場合は、そちらの規定を必ず優先して確認してください。

【縦書き見本】手書き退職届のテンプレートとレイアウトの全手順

手書きの退職届は、伝統的な「縦書き」で書くのが最も格式高い形式とされています。行の配置や文字の高さに明確な決まりがあるため、以下のテンプレート見本に沿って正確に配置していきましょう。

【退職届の手書き縦書き構成例】

--------------------------------------------------
(1行目・中央上部):退 職 届
(2行目・一番下) :私事(または「私儀」)
(3行目・上部から):このたび、一身上の都合により、
(4行目)     :2026年〇月〇日をもって、退職いたします。
(5行目・中央下部):2026年〇月〇日(※提出日)
(6行目・下部)  :〇〇部〇〇課 氏名 (印)
(7行目・上部)  :株式会社〇〇〇〇
(8行目・上部)  :代表取締役社長 〇〇 〇〇 殿
--------------------------------------------------

手書きで作成する際の配置ポイントは以下の通りです。

・表題:用紙の中央上部にやや大きめの文字で「退職届」と書きます。
・私事(私儀):「わたくしごと」を意味し、行の最下部に小さめに書きます。謙譲の意を表す重要な作法です。
・本文と理由:自己都合退職の場合、詳細な転職先や不満を書く必要はありません。「一身上の都合により」と簡潔に記載します。
・退職年月日:上司と合意済みの正式な退職日を和暦または西暦で明記します。
・提出日:上司に手渡す実際の日付を記載します。
・署名・捺印:自分の所属部署とフルネームを最下部に書き、名前の横に認印(シャチハタ不可)を鮮明に押印します。
・宛先:会社の正式名称((株)などと省略しない)と代表者名(社長名)を書きます。自分の名前より高い位置から書き始めるのが鉄則です。敬称は「殿」または「様」を使用します。

道具の選び方マナー|用紙サイズ(A4/B5)とボールペン・万年筆の基準

手書きの退職届を作成する際は、文房具選びにも厳密な基準が存在します。手近にあるメモ用紙や事務用のペンを使うことは避け、正式な書類にふさわしい道具を用意しましょう。

用紙の選択においては、白無地の便箋(または縦書き用の罫線入り便箋)を使用します。柄入りや色付きの便箋、ビジネスに不向きなキャラクター用紙は厳禁です。サイズはB5またはA4サイズが一般的です。ビジネス書類として主流なのはA4ですが、手書きの場合は少しコンパクトなB5サイズも収まりがよく好まれます。

筆記具は、黒の油性ボールペン、ゲルインクボールペン、または万年筆を選択してください。文字の太さは0.5mm〜0.7mm程度が見やすく適しています。

絶対に避けるべきなのは、摩擦熱で文字が消える「フリクションボールペン」や「鉛筆・シャープペンシル」です。公的効力を持つ文書であるため、後から改ざんや消去ができる筆記具は受理されません。また、水性サインペンや油性マジックなどの文字が太くなりすぎるペンも悪目立ちするため避けてください。

封筒の書き方と三つ折りマナー|入れ方・封締めまで徹底解説

書き終えた退職届は、裸のまま渡すのではなく、必ず専用の封筒に封入して提出します。封筒の選定や折り方にも守るべき作法があります。

用意する封筒は、郵便番号枠のない「白無地の二重封筒(長形3号または長形4号)」です。中身が透けて見えないよう、内側に紫や青の紙が貼られた二重構造のもの、または厚手の和紙・洋紙封筒を選びます。茶封筒(クラフト封筒)は事務的な郵便物用であり、退職届には不適切です。

用紙サイズと封筒の対応は以下の通りです。
・A4用紙 ➔ 長形3号封筒(120mm × 235mm)
・B5用紙 ➔ 長形4号封筒(90mm × 205mm)

封筒の表面中央には、やや大きめの文字で「退職届」と縦書きで記載します。裏面の左下には、自分の所属部署とフルネームを丁寧に書きます。手渡しで提出する場合、封筒の表に会社名や社長名を書く必要はありません。

用紙の折り方は「正確な三つ折り」が基本です。

① 用紙の文字が書かれている面を内側(表)にして平らに置く
② 下側3分の1を上に向かって折り上げる
③ 上側3分の1を下に向かって折り重ねる
④ 封筒の裏面から見て、用紙の右上の端が右上にくる向きで封入する

手渡しの場合は封筒に糊付けをせず、そのまま提出しても問題ありません。ただし、封を閉じる場合は「〆」または「封」の封字を中央に黒ペンで書き入れましょう。

【要注意】やってはいけない手書き退職届のNG例とトラブル回避策

どれほど丁寧に作成していても、細かなマナー違反があると書類として無効になったり、再作成を求められたりします。提出前によくあるNG例を確認しておきましょう。

1. 修正液・修正テープの使用
手書きで書き損じた場合、修正テープや二重線による訂正は認められません。退職届は公式な法的文書であるため、1文字でも間違えたら新しい便箋に最初から書き直すのが絶対原則です。

2. シャチハタ(浸透印)での押印
署名欄の捺印にシャチハタを使用するのはNGです。インクの変色や陰影の不鮮明さから、重要書類では使用できません。必ず朱肉を使う「認印」または「実印」を使用してください。

3. 具体的な不満や批判を理由に書く
退職理由欄に「人間関係の悪化」「給与への不満」など具体的な理由を長文で書き連ねるのは避けましょう。自己都合退職であれば「一身上の都合」と書くのがビジネス上の慣例であり、無用な摩擦を防ぐ最善策です。

4. 提出先の飛び越え
宛先が代表取締役であっても、最初に手渡す相手は「直属の上司」です。上司を飛び越えて人事部や役員に直接提出することは、現場の混乱を招き円満退職の妨げになります。個室や会議室など、周囲の目が気にならない静かな場所で手渡しましょう。

【手書きの退職届】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:退職届はパソコン作成ではなく、必ず手書きでなければいけませんか?
A1:法律上はパソコンで印刷した退職届でも有効です。近年はPC作成を認める企業も増えています。ただし、日本の商習慣として「誠意を示すために手書きが望ましい」とする会社や、社内フォーマット(規定用紙)が手書き指定になっている場合もあります。特別な指定がなければ手書きを選んでおけば間違いありません。

Q2:横書きの便箋しか手元にないのですが、横書きでも問題ないでしょうか?
A2:退職届は伝統的に縦書きが標準マナーです。どうしても横書きにする場合は、表題を中央、本文を左揃え、日付・署名を右下に配置する横書きのビジネス文書形式に合わせます。ただし、マナーに厳しい職場では縦書きを推奨されます。

Q3:会社都合退職(倒産やリストラ等)の場合も「一身上の都合」と書くのですか?
A3:いいえ、会社都合退職の場合は「一身上の都合」と書いてはいけません。自己都合として処理され、失業保険の給付制限などで不利益を被る恐れがあります。退職理由欄には「会社都合により」または「貴社、退職勧奨に伴い」などと正確に記載してください。

Q4:郵送で退職届を提出することは認められますか?
A4:病気や休職中、あるいはやむを得ない事情で対面提出ができない場合は郵送も可能です。その際は、退職届を入れた封筒をさらに一回り大きい送信用封筒(白の角形5号や長形3号など)に入れ、簡単な添え状(送付状)を同封して、配達記録が残る「内容証明郵便」や「特定記録郵便」で送付します。

まとめ:マナーを守った手書き退職届で次のステージへ

手書きの退職届は、これまでお世話になった職場への敬意を示し、雇用関係を法的に清算するための大切な手続きです。用紙選びからペンの選定、折り方や封筒の書き方に至るまで、定められた形式を守ることは社会人としての最後の信頼感に直結します。

退職届の受理後は、後任への確実な引き継ぎや備品の返却、残務処理に注力し、送り出す側・旅立つ側の双方が気持ちよく送り出せる環境を整えましょう。礼節を尽くした書類の提出が、次の一歩を晴れやかに踏み出すための確かな土台となります。 (出典: 退職 届 書き方 手書き(Yahoo!ニュース))

退職 届 書き方 手書き
退職 届 書き方 手書き
退職 届 書き方 手書き