新・第一牧志公設市場の歩き方!持ち上げ料金や絶品食堂の評判を総力取材
沖縄・那覇の食文化を語る上で欠かせない「那覇の台所」こと第一牧志公設市場。戦後の闇市から始まり、半世紀以上にわたって地元住民と観光客の胃袋を支え続けてきたこの巨大市場は、施設の老朽化に伴う全面建て替えを経て、活気と利便性が高次元で融合した最新スポットとして定着しています。
新しく清潔感あふれる建物へと生まれ変わった現在も、1階の鮮魚・精肉・乾物エリアに並ぶ色鮮やかな食材と、威勢のいい店主たちの呼び声は健在です。名物の「持ち上げシステム」の最新料金や賢い利用法、2階食堂街の絶品メニュー、さらには周辺で盛り上がるせんべろ・食べ歩き文化まで、現地取材で見えたリアルな魅力を余すところなくレポートします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:新市場は冷暖房完備・バリアフリー対応で快適性が大幅に向上し、昔ながらの対面販売の活気も健在。
- 要点2:1階で買った魚を2階で調理する「持ち上げシステム」は基本料3品・1人あたり550円(税込)前後が相場。
- 要点3:国際通りからのアクセスも抜群で、周辺のせんべろや食べ歩きと組み合わせた昼飲み・周遊が現在の鉄板ルート。
【建て替えの経緯と現在】新しく生まれ変わった「那覇の台所」のリアル
1950年に開設された第一牧志公設市場は、沖縄の豊かな食文化を象徴するランドマークとして親しまれてきました。しかし、建物の老朽化が進んだことから2019年6月に旧市場での営業を終了。にぎわい広場に設置された仮設市場での営業期間を経て、2023年3月に待望の新市場としてグランドオープンを果たしました。
建て替え後の現在、市場は地上3階・地下1階の近代的かつ沖縄の伝統意匠を取り入れた建物へと進化を遂げています。かつての迷路のようなディープさを懐かしむ声もありましたが、全館冷暖房の完備や完全バリアフリー化、清潔な多機能トイレの設置など、旅行者や高齢の買い物客にとって圧倒的に過ごしやすい環境が整いました。
1階には鮮魚、精肉、乾物、惣菜を扱う約60店舗がひしめき合い、青いイラブチャー(ナンヨウブダイ)や赤仁ミーバイ(スジアラ)、夜光貝、島豚のチラガー(顔皮)といった沖縄ならではの食材がずらりと並びます。店舗スタッフとの軽妙な掛け合いを楽しみながら買い物ができるライブ感は、新校舎になっても一切損なわれていません。
【名物・持ち上げシステム】料金体系と失敗しない頼み方の注意点
第一牧志公設市場を訪れたら絶対に体験したいのが、1階の市場で購入した新鮮な食材を2階の食堂街へ運び、その場で調理してもらう通称「持ち上げシステム」です。市場ならではの体験型グルメとして国内外の観光客から絶大な人気を集めています。
利用の流れと料金の仕組みは非常にシンプルです。まず1階の鮮魚店や精肉店で好みの食材を選び、店員に「2階で食べたい」旨を伝えます。すると店舗側が提携する2階食堂へ食材を運んでくれるか、専用の札を持たせて案内してくれます。
気になる持ち上げ調理加工料は「大人1人あたり3品まで550円(税込)」が現在の標準的な相場となっています。調理法はお造り(刺身)、バター焼き、マース煮(塩煮)、唐揚げ、あら汁など、食材に合わせた最適な食べ方を提案してもらえます。
ここで知っておくべき重要な注意点が2つあります。
第1に、「食材費」と「調理加工料(持ち上げ代)」は別会計になる点です。例えば3,000円の鮮魚盛り合わせを購入し、2名で持ち上げを利用した場合、食材代3,000円+調理代1,100円(550円×2)=合計4,100円となります。また、食堂側で追加注文するドリンクやご飯セット、一品料理は別途料金が発生します。
第2に、混雑時の待ち時間です。特にランチタイム(12:00〜14:00)や夕方のピーク時は食堂街が満席になり、調理に30分以上かかるケースもあります。スムーズに楽しむなら、午前11時台の早めの時間帯か、混雑が一段落する14時以降を狙うのが賢い立ち回り方です。
【2階食堂街のおすすめ店舗】地元民も唸る絶品グルメと鮮魚の刺身盛り合わせ
エスカレーターで2階に上がると、そこには香ばしい油の匂いと活気あふれる声が交差する「食堂街」が広がっています。中華風沖縄料理の元祖として知られる老舗から、家庭的な郷土料理を提供する名物食堂まで個性豊かな店舗が軒を連ねています。
2階食堂街で外せない定番の楽しみ方が、1階で仕立ててもらった「鮮魚の豪華刺身盛り合わせ」です。夜光貝のコリコリとした歯ごたえ、甘みのある赤マチ(ハマダイ)、淡白ながら旨味の強いイラブチャーの湯引きなどが舟盛りに並ぶ光景は圧巻の一言。これらをテーブルの中央に据え、オリオンビールの生ジョッキを合わせる瞬間は至福のひとときです。
食堂街で特に評価の高いおすすめ店をチェックしておきましょう。
■ きらく
テレビや雑誌でも度々取り上げられる市場食堂の代表格。持ち上げ調理の腕前に定評があり、特に魚の旨味を最大限に引き出す「バター焼き」や「マース煮」の火入れは絶品です。沖縄そばやゴーヤーちゃんぷるーなどの定番定食もハイレベルでハズレがありません。
■ ツバメ食堂
中華の技法を取り入れたダイナミックな味付けが特徴の人気店。持ち上げたエビやカニを使ったチリソース炒めや炒飯が評判で、ボリューム満点のメニューが揃っています。地元客のリピーターが多いことでも知られています。
■ 道頓堀
家庭的な沖縄料理をじっくり味わいたい方におすすめの一軒。ラフテー(豚の角煮)やソーキそば、海ぶどうなど、素材の味を活かした素朴で温かみのある調理が観光客に高く支持されています。
【食べ歩き&せんべろ攻略】国際通りからすぐ!昼飲み・買い食い最新事情
第一牧志公設市場の魅力は市場内だけに留まりません。市場の周辺を取り囲む「市場本通り」「むつみ橋通り」「平和通り」といったアーケード街は、沖縄屈指の食べ歩き&せんべろ激戦区となっています。
市場周辺での食べ歩きグルメとしては、揚げたてサクサクのサーターアンダギー、ジューシーなアグー豚のメンチカツ、作りたてのポークたまごおにぎりなどが定番。屋根付きのアーケード商店街であるため、天候に左右されず気軽にワンハンドグルメを楽しめるのが大きなメリットです。
また、午後早い時間帯から賑わいを見せるのが「せんべろ(千円でべろべろに酔える)」文化です。市場の裏路地や周辺エリアには、「お酒3杯+選べるおつまみ1品で1,000円〜1,200円」といった破格のセットを提供する立ち飲み屋や大衆酒場が密集しています。
市場の2階で新鮮な刺身を味わった後、周辺のせんべろ酒場へ繰り出して泡盛やシークヮーサーサワーをハシゴする――これこそが那覇のディープな魅力を体感できる大人の王道観光ルートと言えます。
【評判と口コミの真相】リニューアル後の賛否と観光客・地元民の本音
新しくなった第一牧志公設市場について、実際の口コミや評判はどうなのでしょうか。SNSや旅行レビューサイトに寄せられたリアルな声を調査・分析しました。
ポジティブな口コミで圧倒的に多いのは、「施設が綺麗で買い物がしやすい」「冷暖房が効いていて真夏でも快適」「1階の店員さんが親切に調理法を教えてくれた」という意見です。特にファミリー層や女性旅行者からは、清潔な飲食環境とバリアフリー設備が高く評価されています。
一方で、一部のオールドファンからは「昔のような昭和レトロな怪しさが減って観光地化が進んだ」「価格設定が観光客向けに感じられる」といった声も散見されます。
しかし、実際に市場を歩いてみると、1階の仲買人たちの専門知識や対面での丁寧なコミュニケーション、2階の食堂のお母さんたちの温かいもてなしは昔のまま息づいています。現代の快適性を手に入れつつ、沖縄の温かい人情に触れられるバランスの良いスポットへと順調に成熟しているのが現在の姿です。
【営業時間・アクセス・駐車場】訪れる前に把握すべき基本ガイド
第一牧志公設市場へスムーズに足を運ぶために、事前に知っておくべき営業情報とアクセス方法をまとめました。
■ 営業時間と休場日
市場全体の営業時間は8:00〜22:00です(1階の物販店舗は8:00〜20:00頃、2階食堂街は10:00〜21:00頃が目安。店舗によりラストオーダーが異なります)。
休場日は「毎月第4日曜日」(※12月を除く)となっており、その他に正月、旧正月、旧盆(ウークイ)などに休業日が入るため、訪問前の確認が推奨されます。
■ アクセス
那覇のメインストリート「国際通り」の中央付近に位置する「市場本通り」の入り口から徒歩約3〜4分で市場に到着します。
沖縄都市モノレール(ゆいレール)を利用する場合:
・「牧志駅」から徒歩約9分
・「美栄橋駅」から徒歩約10分
■ 駐車場事情
第一牧志公設市場には専用の無料駐車場がありません。車で訪れる場合は、市場周辺や国際通り沿いにある有料コインパーキングを利用する必要があります。市場周辺の路地は道幅が狭く一方通行が多いため、運転に不慣れな方は国際通り沿いの広めのコインパーキングに停めて徒歩で向かうルートが最も安心です。
【第一牧志公設市場】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:1階で買った食材を持ち上げずに、2階の食堂で普通の定食だけを食べることはできますか?
A1:もちろん可能です。2階の食堂街各店には、沖縄そば、ゴーヤーちゃんぷるー、タコライス、ラフテー定食など豊富な単品・定食メニューが用意されています。持ち上げシステムを利用せず、一般的な食堂として食事を楽しむ地元客や観光客も大勢います。
Q2:持ち上げシステムで調理してもらう魚は、どのように選べば損をしませんか?
A2:鮮魚店で「〇人で予算〇〇円くらい、刺身とバター焼きで食べたい」と具体的に希望を伝えるのが最もおすすめです。店員さんが人数に合わせた魚のサイズや、半分を刺身・残りを唐揚げにするなど最適な組み合わせを提案してくれます。盛り合わせのセット売りを活用するのも割安でおすすめです。
Q3:市場内での支払いにクレジットカードや電子マネー、QRコード決済は使えますか?
A3:リニューアルに伴いキャッシュレス決済の導入が大幅に進みました。多くの鮮魚店や2階食堂でクレジットカードやPayPayなどのQRコード決済が利用可能です。ただし、一部の個人商店や小規模店舗では現金のみの取り扱いもあるため、千円札や小銭をある程度用意しておくと安心です。
まとめ:2026年に訪れたい第一牧志公設市場の新たな魅力
新しく生まれ変わった第一牧志公設市場は、歴史と伝統を継承しながら、より多くの人々が快適に沖縄の豊かな食文化を体験できる拠点として確固たる地位を築いています。
鮮やかな南国の魚を選び、目の前で調理してもらって味わう「持ち上げシステム」の醍醐味は、他では味わえない旅の特別なハイライトになります。さらに、市場の2階食堂街から周辺のアーケード街、せんべろ酒場へと足を延ばせば、那覇の街が持つ底知れぬ活気と温かさに触れることができるでしょう。
那覇を訪れる際は、ぜひお腹を空かせて第一牧志公設市場へ足を運び、五感で楽しむ最高の沖縄グルメ体験を満喫してください。 (出典: 第 一 牧志 公設 市場(Yahoo!ニュース))